第1回


駅逓所で現存するのは,開拓時代(明治期)に北海道に造られたものだけ。交代の馬を用意し,休憩などの用に供する。高速道路のパーキング・エリアや「道の駅」が,駅逓所の現在版か。

口承文明(声の文化)と文書記録文明(文字の文化)について,最も刺激的な論考を残したのは。ウォルター=オングである。

声の文化と文字の文化

声の文化と文字の文化

マーシャル=マクルーハンは,オングの業績を下敷きにしつつ,活版印刷術と社会構造の関係について,大胆な仮説(活版印刷が近代国家を生んだ)を提示した。
エッセンシャル・マクルーハン―メディア論の古典を読む

エッセンシャル・マクルーハン―メディア論の古典を読む

マクルーハン (ちくま学芸文庫)

マクルーハン (ちくま学芸文庫)