第6回

岩渕リリ『隣の男の子』(1972)

講義資料http://akaokoichi.jp/pdf/contents2007-06.pdf
せっかく動画を用意したのに,プロジェクタが暗くてガッカリ。光源ランプそのものよりは,以前から警告が出ていたフィルタの劣化とみられます。早く直してほしいのですが,もう予算がないそうです。貧乏国立大学って哀しいですね。教室前もプラズマ・モニターにすればいいのに(^^;) サイドカットでなく,スクィーズ表示がデフォルトというのも,なんだかなーという感じですが。

参考動画集(削除されていることもあります)

ルーツたち

ボブ=ディランとジョーン=バエズhttp://jp.youtube.com/watch?v=f01UehWq3v8
ザ・ブロードサイド・フォー『若者たち』http://jp.youtube.com/watch?v=430SqWLqUNE
フォー・セインツ『小さな日記』http://jp.youtube.com/watch?v=CeuSdWhSADI
森山良子『この広い野原いっぱい』http://jp.youtube.com/watch?v=6yfZTSBWHoM

関西フォーク

ザ・フォーク・クルセダーズイムジン河http://jp.youtube.com/watch?v=M6I7byV5Zu8
同(再結成時)『あの素晴しい愛をもう一度』http://jp.youtube.com/watch?v=0VrgmPKLg54:オリジナルは「加藤和彦北山修
岡林信康『私たちの望むものは』http://jp.youtube.com/watch?v=hIEu1R6pIdA
同『山谷ブルース』(プロモ・フィルム)http://jp.youtube.com/watch?v=BqlvWISnxsg
五つの赤い風船『これが僕らの道なのか』http://jp.youtube.com/watch?v=Jx7cxQvLdpU

第二世代フォーク

よしだたくろう『青春の詩(うた)』http://jp.youtube.com/watch?v=IDVMNJTbxj8
 この映画は,『女子学園 ヤバい卒業』(1970年,監督:沢田幸弘)
赤い鳥『翼をくださいhttp://jp.youtube.com/watch?v=-fNOdvnc9sg
泉谷しげる『春のからっ風』http://jp.youtube.com/watch?v=SLRNxLcdSwk
井上陽水『傘がない』http://jp.youtube.com/watch?v=ojb6rjenlHI
古井戸『ポスターカラー』http://jp.youtube.com/watch?v=y1i5sMiDrww
友部正人『一本道』http://jp.youtube.com/watch?v=jRoXRmfd5oY
チェリッシュ『なのにあなたは京都に行くの』http://jp.youtube.com/watch?v=-zBxg1Hxe8c
佐藤公彦(ケメ)『メリーゴーラウンド』http://jp.youtube.com/watch?v=EIKkCdM8SYA
やまがたすみこ『風に吹かれて行こう』http://jp.youtube.com/watch?v=rQ88QNy1XFI
N.S.P.『夕暮れ時はさびしそう』http://jp.youtube.com/watch?v=CaFTOXnvlyw

そしてニューミュージックへ…

ガロ『学生街の喫茶店http://jp.youtube.com/watch?v=Ubcw9L-yN9I
荒井由実『紙ヒコーキ』http://jp.youtube.com/watch?v=HFa6F-Ygq-0
アリス『明日への讃歌』http://jp.youtube.com/watch?v=YozNUntdgbE
かぐや姫神田川http://jp.youtube.com/watch?v=WxYFq-o-TUw
チューリップ『心の旅』http://jp.youtube.com/watch?v=rYCdBzjlCes
バンバン『「いちご白書」をもう一度』http://jp.youtube.com/watch?v=LEemE--ZHsc

ちなみに,赤尾が一番好きだったのは―迷いながら紹介しませんでしたが―写真を載せた岩渕リリです。職業作家の提供曲やカバーが中心だったので,純然たるフォークシンガーとはいえませんが,「隣のお姉さん度」は百点満点です。フォークシンガーで一番の美声かつ美貌の持ち主だと思います。現在はまとまった形で音楽が聴けず,いくつかのコンピレーション・アルバムに楽曲がチラホラという状態なのが実に残念です。『隣の男の子』はアイドル・ソングに伍しても,名曲だと信じます。けど,70年代の色が付きすぎで,実に気恥ずかしくなる曲なので,誰もカヴァーしないと思いますが……。「♪女の子の気持ちを 知る日がきたなら いしだたみのこの町 しのんでほしいの」

フォークやニューミュージックについては,レンタル店にいけば,3枚組以上もある各種のコンピレーションが出ていますので,入門編として最適です。なお,私のiPodには1966〜2007年の3万6000曲の楽曲が入っていますが,「フォーク」に分類した曲が3674曲もあるのは,我ながら驚きです。フォークのコレクターでもないのに(^^;) 知識を得たい方はとりあえず,なぎら健壱の下記をお薦め。
日本フォーク私的大全(なぎら健壱):日本フォーク私的大全 (ちくま文庫)

1966〜1975年の10年間は「日本の若者が音楽による自己表現に目覚めた10年間(ディケード)」と総括できます。その結果,日本の音楽業界は構造変革を余儀なくされ,専属作家・歌手制度は一気に空洞化しました。シンガーソングライターが“当たり前”になったのです。